華やかな授賞シーズンもいよいよ終盤を迎え、ファッション業界関係者にとって目まぐるしい日々が続きました。私にとって、今年印象的だったのは、ゴールデン・グローブ賞のアヨ・エデビリの洗練されたスタイル、エミー賞のスーキー・ウォーターハウスの可憐なドレス、批評家協会賞のコルマン・ドミンゴの力強い着こなし、そしてSAGアワードのマーゴット・ロビーの華麗な装いでしょう。
そして、迎えた第96回アカデミー賞。レッドカーペットでは、多くのスターたちが個性を輝かせ、会場を彩りました。しかし、真のファッションの祭典は、アフターパーティーで繰り広げられたのです。
中でも目を引いたのが、ジェニファー・ローレンスの姿でした。ヴァニティ・フェアのオスカーアフターパーティーで着用した、ジバンシィF/W96のコレクションから選ばれたヴィンテージのレース製ウェディングドレスは、まるで「ブリジャートン」の世界に飛び込んだかのよう。ハイネック、パフスリーブ、ベビードールシルエットが相まって、ドラマチックな美しさを演出していました。
さらに、マノロ・ブラニクのキャロライン ホワイト サテン スリングバック パンプスを合わせることで、完璧なコーディネートが完成。ジェニファー・ローレンスは、アフターパーティーでもその存在感を放ち、会場を魅了しました。